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夜中に目が覚める理由と睡眠の質|レム・ノンレム睡眠、寝返り、ヨガ習慣を解説

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執筆:JAHA協会

レム睡眠・ノンレム睡眠と寝返りから考える、眠りの質の整え方

「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「しっかり寝たはずなのに朝から体が重い」。こうした睡眠の悩みは、睡眠時間だけでなく、レム睡眠・ノンレム睡眠の流れ、生活リズム、就寝前の過ごし方、そして眠っている間の寝返りなど、いくつもの要素が関係しています。

この記事では、睡眠の基本的な仕組みを押さえながら、朝のこわばりと寝返りの関係、眠る前に取り入れやすいヨガや呼吸まで、日常で見直しやすいポイントをまとめます。

夜の睡眠と休息をイメージする寝室

レム睡眠とノンレム睡眠の違い

レム睡眠は脳が比較的活動している時間

レム睡眠は、眼球が素早く動くことが特徴で、夢を見やすい段階として知られています。体の筋肉は休みやすい一方で、脳は比較的活動しており、日中に得た情報や感情の整理に関わる時間とされています。

眠っていても呼吸や脈拍が変化しやすく、浅い眠りに感じることもありますが、不要な段階ではありません。レム睡眠もノンレム睡眠も、どちらも睡眠には必要です。

ノンレム睡眠は深い休息へ向かう時間

ノンレム睡眠では、浅い眠りから深い眠りへと段階的に移っていきます。深い眠りでは心拍や呼吸が落ち着きやすく、体と脳を休ませる時間になります。

一晩の睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠を何度も繰り返しながら進みます。前半は深いノンレム睡眠が出やすく、朝方に近づくにつれてレム睡眠が増えやすいという流れがあります。

夜中に目が覚めるとき、まず生活リズムを見直す

体内時計を整えるために「起きる時間」を意識する

睡眠リズムは体内時計の影響を受けています。眠れなかった翌日に長く寝すぎると、次の夜に眠気が来る時間がずれることがあります。毎日の起床時刻を大きく変えすぎず、朝の光を浴びることは、生活リズムを整える基本になります。

就寝時刻だけを早めようとするより、朝起きる時間、日中の活動量、夜の過ごし方を一緒に見直す方が、無理なく続けやすくなります。

寝る前は刺激を少しずつ減らす

寝る直前までスマートフォンやパソコンを見続けたり、仕事や考え事を続けたりすると、気持ちが休息モードへ切り替わりにくくなります。照明を少し落とす、入浴する、カフェインや飲酒のタイミングを見直すなど、眠る前の環境も大切です。

「眠らなければ」と頑張りすぎると、かえって緊張が高まることもあります。眠るための努力より、少しずつ刺激を減らし、体と頭を休む準備をすることを意識します。

睡眠不足で疲れを感じる女性のイメージ

朝の体のこわばりは「寝返り」も一つの視点

寝返りは同じ場所へ負担が集中し続けるのを避ける動き

眠っている間の寝返りは、同じ姿勢が長時間続くのを避ける自然な動きです。姿勢が変わることで、肩や腰など同じ部分に圧がかかり続けるのを避けやすくなり、布団の中にこもる熱や湿気を逃がすきっかけにもなります。

朝起きたときに腰や背中がこわばる場合は、寝返りだけが原因とは限りませんが、日中の姿勢や体の動かしやすさ、寝具や寝室環境を見直す一つの視点になります。

睡眠中に自然に寝返りを行うイメージ

寝返りがしにくいと感じるときに見直したいこと

デスクワークやスマートフォンを見る時間が長く、背中や胸、股関節まわりが固まりやすい生活では、体をひねる動きが少なくなります。また、肩や腰に痛みがあると、寝返りそのものを避けるようになることもあります。

ストレスで呼吸が浅くなりやすいときや、寝具が柔らかすぎる・硬すぎるなど、寝室環境が合っていない場合もあります。「何回寝返りを打つのが正解」と回数だけを気にするより、朝の体の状態や日中の動きやすさを含めて考えることが大切です。

ヨガで背骨・股関節・呼吸をゆるめる

寝る前は「頑張るヨガ」より、ゆるめるヨガ

睡眠前に行うヨガでは、強い運動よりも、呼吸を止めずに背骨や股関節をゆっくり動かす内容が取り入れやすくなります。首・肩・背中・腰まわりのこわばりに気づき、力を抜く時間を作ります。

日中にキャット&カウなどで背骨を動かしたり、体幹を使ったりすることも、体をひねる・支えるといった基本的な動きを保つ練習になります。眠る直前は負荷を上げず、呼吸が自然に続く範囲で行います。

睡眠前にやさしいヨガを行うイメージ

寝る前10分のやさしい流れ

全部行う必要はありません。その日の体調に合わせて、呼吸だけ、ねじりだけなど短くしても構いません。

1
ゆっくり吐く呼吸
吸う息よりも吐く息を少し長めにし、肩や顎の力を抜きます。
2
ワニのポーズ・仰向けねじり
仰向けで膝を立て、左右へゆっくり倒します。背中や腰を無理なくねじります。
3
チャイルドポーズまたは膝抱え
背中や腰を休ませ、呼吸とともに緊張をゆるめます。
4
橋のポーズは低めに
腰を反りすぎず、お尻や体幹を軽く使います。つらい日は省いて構いません。
5
シャヴァーサナ
仰向けで体の重さを床へ預け、呼吸を整えようとせず静かに休みます。

日常生活の中にヨガを取り入れるイメージ

セルフケアだけで様子を見ない方がよいとき

睡眠の悩みが続く場合

寝つきにくい、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めるなどの状態が長く続き、日中の生活に支障が出ている場合は、生活習慣だけで原因を決めつけないことが大切です。

強いいびきや呼吸が止まると言われる、日中の眠気が強い、脚の不快感で眠れないなどがある場合も、医療機関へ相談してください。ヨガは休息の習慣づくりには活用できますが、治療が必要な状態の代わりにはなりません。

まとめ

眠りの質は、レム睡眠・ノンレム睡眠の流れだけでなく、起床時刻、朝の光、就寝前の刺激、日中の活動、寝具や寝返りなど、日常のさまざまな要素から影響を受けます。

夜中に目が覚めるときや朝のこわばりが気になるときは、一つの原因だけに絞らず、生活全体を見直してみましょう。眠る前には、呼吸をゆっくり整え、背骨や股関節をやさしく動かすヨガを取り入れることで、休息へ切り替える時間を作りやすくなります。

 

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