0~12か月の赤ちゃん発達と9か月革命:好奇心が育むコミュニケーション能力

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赤ちゃんの成長過程:9か月革命に見るコミュニケーションと運動の発達

 

赤ちゃんの発達:0~12か月の成長と「9か月革命」

赤ちゃんとママ

赤ちゃんの成長は、月齢ごとに著しい変化が見られます。彼らの発達には、運動や感覚の発達だけでなく、他者との関わりやコミュニケーション能力の発達が含まれます。この1年で赤ちゃんは、世界に対する興味と好奇心を持ち、それが発達の大きな原動力となります。ここでは、0~12か月の赤ちゃんの発達を月齢ごとにまとめ、特に「9か月革命」と呼ばれる重要な変化についても詳しく見ていきます。

 

0~3か月:新しい世界への適応と好奇心の芽生え

3カ月

この時期、赤ちゃんは子宮の外の世界に適応するため、飲んだり排泄したりといった基本的な生活活動に集中します。しかし、同時に興味や関心といった発達の基礎が芽生え始める時期でもあります。

 

運動発達 

● 0~1か月:新生児は手足をよく動かしますが、その動きは一見ランダムに見えます。しかし、この動きは筋肉の発達や、将来の運動能力の基盤を築くための重要なステップです。

1~3か月:首の筋肉が徐々に強くなり、3か月頃には首がすわり始めます。この時期は、首すわりが進むことで周囲の世界をより見渡せるようになり、好奇心が高まります。

 

手の発達 

0~2か月:赤ちゃんは手足を動かすうちに、自分の手に気づくようになります。口は赤ちゃんにとって最も敏感な感覚器官であり、手しゃぶりを通じて手の感触や動かし方を学んでいきます。

2~3か月:手を合わせるような仕草が見られ、また興味のあるものを目で追うようになります。

 

遊び方 

● 顔を20~30センチの距離に近づけ、目を合わせて優しく名前を呼んであげる。

● 赤ちゃんが声を出したら、それに応じて返事をすることでコミュニケーションを育む。

 

4~6か月:身体のコントロールと世界への興味

赤ちゃん6

この時期、赤ちゃんの身体のコントロールがさらに進み、興味の範囲が広がります。

 

運動発達 

4~6か月:首がしっかりすわり、うつ伏せになることで頭を持ち上げ、周囲を観察するようになります。寝返りを始める赤ちゃんも増え、手を伸ばしておもちゃに触れようとする意欲が見られます。

 

手の発達 

● おもちゃに手を伸ばすものの、最初はうまくつかむことが難しいことも。試行錯誤を通じて目と手の連携を学び、物をつかむスキルを発達させます。また、手にしたものを口に運び、その感触の違いを学びます。

 

遊び方 

うつ伏せ遊び:うつ伏せになった赤ちゃんの目の前で顔を合わせ、赤ちゃんの興味を引く。

おもちゃ遊び:握りやすいおもちゃを用意し、仰向けの状態でおもちゃを手に取らせることで、手と目の協調を促します。

 

7~8か月:移動の始まりと探索の世界

ハイハイ赤ちゃん

この時期の赤ちゃんは、自由に動くことに興味を持ち始め、自分の力で移動することに挑戦します。

 

運動発達 

● 赤ちゃんはハイハイの前段階として、後ろに下がったり、その場で回転したりします。これらの動きは、移動のための筋力をつける大切なプロセスです。徐々にずり這いを経て、ハイハイへと発展していきます。

 

手の発達 

● うつ伏せで体を支えることで、手のひらの筋肉が緩み、物をつかみやすくなります。また、親指と他の指を使って物をつかむ「鉗子(かんし)握り」ができるようになり、手先の器用さが増してきます。

 

遊び方 

● 少し移動すれば手が届く位置におもちゃを置いて、探索する意欲を引き出す。

● 安全なスペースで自由に動き回れる環境を整えてあげることで、赤ちゃんの空間認識能力を育てます。

 

9~12か月:9か月革命とコミュニケーションの飛躍

赤ちゃん立つ

この時期は「9か月革命」とも呼ばれ、赤ちゃんの社会性とコミュニケーション能力が急激に発達する重要な時期です。

 

運動発達 

● 9~12か月:つかまり立ちや伝い歩きが始まり、バランス感覚がさらに発達します。階段を登ろうとするなど、興味の範囲が広がり、より高度な運動スキルを身につけます。

 

手の発達 

● 手先がより器用になり、スプーンなどの道具を使うことを試みるようになります。また、渡したり受け取ったりする遊びを通じて、他者とのやりとりの楽しさを学びます。

 

9か月革命:特に重要な理由 

9か月頃、赤ちゃんは「自分と他者と物」といった三者間の関係を理解するようになります。これにより、「共同注意」と呼ばれる他者と一緒に何かに注意を向けるスキルを獲得します。これは、コミュニケーションの基本であり、他者との社会的な関係を築くための基盤です。また、この時期に模倣行動が強化され、「バイバイ」や「拍手」といった他者の行動を真似する能力が発達します。これらのスキルは、他者の感情を理解し、共感を育てるための重要なステップです。

 

遊び方 

● 赤ちゃんの興味を代弁し、「ワンワンだね」「お花がきれいだね」と言葉で伝える。

● 渡したり受け取ったりする遊びを通して、言葉を使ったコミュニケーションを楽しむ。

 

 

まとめ

0から12か月までの発達は、身体的・感覚的・社会的な面でそれぞれ重要な変化を遂げます。特に9か月は、赤ちゃんがより複雑なコミュニケーションを理解し、他者との関わりを深めるための大きな転換期であり、「9か月革命」として強調されます。親として、この発達の過程を理解し、赤ちゃんの興味や好奇心をサポートすることで、赤ちゃんの健全な成長を促すことができます。

 

 

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