ヨガ前に食べていい?空腹とヨガのダイエット・集中力・快適さの最適バランス

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ヨガの前に食べてもいい?空腹とヨガのちょうどいい関係

ヨガは空腹のときに行うと良いと言われることがあります。
でも「空腹」といっても、どれくらい空けたらいいのか、何も食べない方がいいのか迷うこともありますよね。今回は、ヨガと空腹の関係について、タイミングや食事の工夫、脂肪燃焼とのつながりなどをわかりやすくまとめました。ヨガの効果をしっかり感じたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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1. ヨガはなぜ空腹時がよいのか

ヨガ

― 筋肉と内臓の血流配分がカギ

ヨガは静的な印象があるかもしれませんが、実際には多くの筋肉を動員する運動です。特に、ポーズをキープするためには体幹や脚の大筋群が持続的に働き、これには十分な血流とエネルギー供給が必要です。

一方、食後の消化活動は内臓への血流集中を促します。胃や腸は平滑筋という筋肉で構成されており、消化活動時には蠕動運動に多くの血液を要します。そのため、ヨガによって筋肉で必要とされる血液が内臓に奪われると、筋肉の働きが低下し、ポーズが安定しない・疲労しやすい・効果を実感しにくいといった事態を招きます。

さらに、ヨガの中には腹部を圧迫するポーズ(例:舟のポーズやねじり系)や、頭を下にする逆転ポーズ(例:ダウンドッグ、ウッターナーサナ)など、消化中の身体にとって負担となる動作も多く含まれます。これにより吐き気や腹痛を感じる方も少なくありません。

2. 空腹すぎても逆効果?血糖とエネルギーの問題

寝る

― 朝一番の「完全空腹」には注意が必要

完全な空腹、特に朝起きてすぐの時間帯は、体内の血糖値が非常に低い状態です。筋肉は活動のためにブドウ糖を必要としますが、これが不足すると代わりに筋肉自身や肝臓のグリコーゲンが分解され始め、筋肉の持久性が下がったり、ふらつきや集中力の低下を引き起こします。

また、脳もブドウ糖を唯一のエネルギー源とするため、低血糖状態では思考力が鈍り、ヨガで重要な「呼吸への意識」や「内観」に集中できなくなります。

一方で、食後すぐも消化にエネルギーを使うため不適。この矛盾を解決するのが「食後1.5〜2時間後」という時間帯です。このタイミングであれば、血糖値も安定し、インスリンの働きによって筋肉に糖が効率よく取り込まれるため、パフォーマンスが最も高くなります。

3. 食事のタイミングと内容の工夫

自然

― 食べないことが目的ではない。「整える」ことが目的

一般的にはヨガ前後2時間は食事を避けるのが理想です。これは食物の種類により消化時間が異なるためであり、たとえば:

  • 炭水化物(ご飯、パン):1時間程度

  • タンパク質・脂質(肉、魚):2〜3時間

よって、「何を食べたか」もヨガ前の調整に影響します。
また、レッスン後は吸収率が高まるため、終わってすぐのドカ食いは太りやすくなる要因にもなります。

✔️ 空腹が辛い時の「軽食選び」

やむを得ず食べる場合は、消化の良さと量を重視しましょう:

  • 温かいスープ(ポトフ、味噌汁など)

  • ゼリー飲料、ナッツ数粒

  • ドライフルーツやおかゆ少量

「つまむ程度」を守ることで、消化器官を圧迫せず快適に動けます。

4. 脂肪燃焼を高めるための工夫

ヨガ

― ヨガがダイエットに向いている理由

4-1. 空腹時の脂肪代謝の仕組み

空腹時にはインスリンが低下し、脂肪を分解する酵素リパーゼの活性が高まります。脂肪細胞の中性脂肪は脂肪酸とグリセロールに分解され、エネルギーとして再利用されます。

この状態でヨガなどの低〜中強度の運動を行うと、体脂肪を優先的にエネルギーとして活用する代謝環境が整っており、効率的な脂肪燃焼が可能となります。

4-2. ヨガ+筋トレ的要素の融合

以下のようなポーズやトレーニングを取り入れることで、筋肉量を維持しつつ脂肪燃焼を促進できます:

  • スクワット(椅子のポーズ):脚・臀部を鍛え基礎代謝を上げる

  • プランク(板のポーズ):体幹・肩・脚を安定させる静的トレーニング

  • フローヨガ:呼吸と連動した動作が有酸素的に全身を刺激

  • ホットヨガ:発汗による代謝促進と水分調整によるデトックス効果

4-3. 食事と飲み物によるサポート

  • ブラックコーヒー(運動30分前):カフェインによる脂肪分解促進+糖の吸収抑制

  • クロロゲン酸(コーヒー成分):抗酸化作用+血糖上昇抑制効果

5. 内臓不調に効果的なヨガポーズ

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― 内臓を動かし、調整する「ひねり」の力

ヨガは筋肉や関節だけでなく、内臓にも働きかけることができる稀有な運動法です。とくにひねりのポーズは、腸の蠕動運動を促進し、消化吸収を整える働きがあります。

代表的なポーズとして、「パリヴリッタ・トリコナーサナ(三角のねじりポーズ)」が挙げられます。

このポーズでは:

  • 腰と胸郭をひねることで腸管を圧迫・解放し、血流を促進

  • 体幹を支えながら内臓を刺激し、便通の改善や冷えの改善にも効果的

  • 逆側の筋肉バランスを調整し、自律神経も安定

※注意:食後すぐにこのポーズを行うと、胃腸が刺激されすぎて吐き気を引き起こす可能性があります。

 

 まとめ

ヨガは空腹で行うと体が軽く動きやすくなり、筋肉もよく働きます。ただし、まったくの空腹や食後すぐは避け、食後2時間ほどあけるのが目安です。無理のない範囲で、消化にやさしい軽食を調整しながら、快適にヨガを続けてみてください。食べる時間を少し工夫するだけで、ヨガの心地よさがぐっと変わってきます。

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