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なぜめまいが起こる?仕組みを整理|首こり・自律神経・目の疲れを整えるヨガ

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めまいの仕組みを知る|脳が「バランス」を作る3つの入力

まず押さえる:めまいは「情報のズレ」から始まりやすい

人がまっすぐ立てるのは、①目(視覚)②内耳(前庭:三半規管・耳石器)③足裏や筋肉・関節の感覚(深部感覚)の3つを、脳(主に小脳)が同時に照合しているからです。
この3つのうち、どれかが弱ったり、互いに矛盾する情報が入ったりすると、脳は「今の姿勢や動き」を確信できず、回転感・ふわふわ感・不安定感として表れます。

 

めまいを起こす主な要因|5つのルートを整理して迷わない

めまいは原因が一つとは限りません。だからこそ、最初に原因の地図を作ることが大切です。

ここでは「起こりやすい順に並べる」よりも、どのルートが自分に近いかを見分けられるよう、代表的な5ルートをメカニズムごとに整理します。

 

5ルート全体像:内耳/首・顎/循環・代謝/視覚・深部感覚/自律神経

以下を読みながら、「当てはまるものが複数ある」ことを前提に進めてください。

内耳・前庭:耳石の剥がれ(BPPV)や内リンパ圧の変化などで、回転感が出やすい
首・顎:スマホ首や噛みしめで首周りが過緊張になり、血流や神経の反応が乱れやすい
循環・代謝:起立時の血圧変動、低血糖、脱水で「一瞬クラッ」としやすい
視覚・深部感覚:画面注視と足裏感覚の低下で、脳の統合が追いつかない
自律神経・ストレス:緊張が続くと感覚の過敏・睡眠の質低下が重なりやすい

 

タイプ別ヨガアプローチ|「回転」「ふわふわ」「不安定感」に合わせて整える

まずはタイプを見立てる:同じ「めまい」でも対処の軸が変わる

めまいは体感として、回転性(ぐるぐる)、浮動性(ふわふわ)、不安定感(立っているのが不安)に分かれやすいです。
ヨガでは、前庭を刺激しすぎないこと、視線と呼吸で脳を落ち着かせること、足裏・体幹で「地面に戻る感覚」を再学習することを軸にします。

タイプ別ヨガアプローチ

 

タイプ別の見分けメモ|「起こりやすい場面」で整理する

ここは診断ではなく、「自分の傾向をつかむ」ためのメモです。

回転性:寝返り/起床/上を向く/洗濯物を干すなど、頭の向きを変えた直後に強いぐるぐる感が出やすい
浮動性(ふわふわ):疲れている日・寝不足・空腹・水分不足・長時間の画面作業のあとに、ふわっと続く感じが出やすい
不安定感:人混み・広い場所・スーパーの照明・スマホのスクロールで、目が疲れてフラつきやすい/足元が頼りなく感じやすい

当てはまる項目が多いところが、今日の「整える順番」のヒントになります。

まず避けたい動き|「悪化しやすいポイント」を先に押さえる

めまいがある日は、体を鍛えるより「刺激を増やさない」が最優先です。

避けたい動き
・勢いよく起き上がる/前屈から一気に戻る
・頭を大きく振る、反動でツイストする
・息を止める、歯を食いしばる、力み続ける
・首を反らしたまま長く固定する(痛みや違和感がある時)

代わりにこうします
・動きはゆっくり、吐く息を長めにして落ち着かせる
・目線は一点に「置く」、頭は急に動かさない
・不安な日は座位・四つん這い・仰向けで整えて終えて大丈夫です

回転性めまい:刺激を増やさず、呼吸で落ち着かせる

ポイント:頭を急に動かさない/視線を一点に置く/吐く息を長く。

おすすめは猫牛です。頸部を無理に捻らず、背骨全体を呼吸で動かすことで、前庭への刺激を増やしにくいまま、緊張を下げられます。

浮動性めまい:足裏の情報を増やして「地面に戻る」

ポイント:足裏3点(拇指球・小指球・かかと)/骨盤をまっすぐ/目線固定。

立ち木は、深部感覚と視覚を同時に使う練習になります。最初は壁や椅子に指先を添え、安心を確保したうえで行ってください。

不安定感:流れよりも「小さな成功体験」を積む

ポイント:できた感覚を脳に残す/疲れる前に終える/毎回同じ順番。

太陽礼拝のようなフローは有効ですが、慣れないうちは大きな流れよりも、猫牛→立ち木→腹式呼吸のように、短く確実な順番で安定感を積み上げる方が離脱しにくいです。

 

整える3つの実践法① 猫牛ポーズ+アイ・トラッキング(手順)

目的:首〜背骨の緊張をほどき、前庭への負担を増やさずに視覚の整理を行う。

1)四つん這い(手は肩の真下/膝は股関節の真下)
2)吸う:胸を開き、背骨をやさしく反らす(腰は反りすぎない)
3)吐く:背中を丸め、顎は軽く引く(力で押し込まない)
4)1呼吸ずつで5〜8セット
5)猫の姿勢で止まり、指先を顔の前へ。首は固定し、目だけで左右10回×2方向。

コツは、動きの大きさより滑らかさです。めまいが強い日はアイ・トラッキングを省いても問題ありません。

猫牛ポーズ+アイ・トラッキング

整える3つの実践法② 立ち木のポーズ(手順)

目的:足裏・視覚・前庭を同時に統合し、揺れを自己制御しやすくする。

1)足を腰幅、目線は一点へ
2)片足で床を押し、反対足はふくらはぎ or 内ももへ(膝には当てない)
3)骨盤は正面、立脚膝はロックしない
4)合掌で15秒→慣れたら30秒×2セット(左右)

壁に手を添えてもOKです。「倒れないように頑張る」よりも、足裏3点の感覚を丁寧に増やします。

立ち木のポーズ

整える3つの実践法③ 腹式呼吸(手順)

目的:横隔膜のポンプ作用で循環を助け、交感神経の過緊張を落ち着かせる。

姿勢は仰向けでも椅子でも構いません。右手をみぞおち、左手を下腹に。
吸う5秒:下腹がふくらむのを感じる(胸はなるべく静か)
保つ2秒:苦しくない範囲で
吐く7秒:吐き切る(肩は脱力)
これを5分(4〜5サイクル)を目安に。朝と夜、できれば昼にも短く入れると安定しやすいです。

腹式呼吸(プラーナーヤーマ)

続けるコツ:『調子が良い日』にやりすぎない

めまいは、落ち着いた日に急に増やすと揺り戻しが出やすいことがあります。

・時間は短く固定(例:毎回10分)
・順番は同じ(呼吸→背骨→足裏)
・強度は7割で止める
この3つを守ると、体と心が「安全」と感じやすく、継続しやすくなります。

 

1週間の進め方|毎日5分から「整える習慣」を作る

ポイントは「時間を増やす」より、毎日少しだけ続けることです。調子が悪い日は減らして構いません。

Day1〜3(整える土台)
・腹式呼吸:5分(椅子でもOK)
・猫牛:5セット(首を急に動かさない範囲で)

Day4〜7(安定感を足す)
・腹式呼吸:3〜5分(同じ)
・猫牛+アイ・トラッキング:各10回(首は固定)
・立ち木:15秒×2セット(壁サポートでOK)

2週目以降(上達のコツ)
・回数を増やすより、動きをゆっくり、呼吸を止めない
・立ち木は「揺れを消す」より、揺れを戻す感覚を育てる
・不安定な日は、立位をやめて腹式呼吸だけで終えて大丈夫です

よくある質問① めまいがある日は立位ポーズをしても良い?

立位が不安な日は、無理に立たず、腹式呼吸猫牛だけで十分です。立ち木を行う場合は、壁や椅子に手を添え、揺れても安全を確保してから行ってください。

よくある質問② 太陽礼拝フローは効果的?

全身の連動性を高める点では有効です。ただし、めまいの種類やその日の状態によっては、前屈や起き上がりの連続が刺激になりやすいことがあります。最初は短い流れや、猫牛→チャイルド→腹式呼吸のような落ち着く順番から始めるのがおすすめです。

よくある質問③ どれくらいで変化が出る?

体感は個人差がありますが、呼吸の安定や首肩の緊張の軽さは早い段階で感じる方が多いです。めまいの頻度や不安定感の変化は、生活要因(睡眠・水分・画面時間)も影響するため、2〜4週間を一つの目安に、短く継続する方が結果につながりやすいです。

※強い吐き気、激しい頭痛、ろれつが回りにくい、手足のしびれ・力が入りにくい、片側の耳の急な難聴などがある場合は、セルフケアだけで我慢せず、早めに医療機関へご相談ください。
また、めまいが出ている最中は無理にポーズを増やさず、呼吸→目線→足裏の順に「安全に整える」ことを優先します。

 

まとめ|めまいは「整える力」を育てると安定しやすい

めまいは、内耳だけではなく、首の緊張、循環の揺らぎ、視覚と深部感覚のズレ、自律神経の偏りなど、複数の要素が重なって起こりやすい不調です。

原因の地図を持ち、タイプに合わせて猫牛+アイ・トラッキング/立ち木/腹式呼吸を丁寧に続けることで、脳の感覚統合が落ち着き、日常のふらつきが減りやすくなります。

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「首・肩・顎の緊張」は、めまいと同じルートで重なりやすいテーマです。合わせて読むと、自分の原因が整理しやすくなります。
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