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ベビーマッサージのやり方と注意点|赤ちゃんにやさしく触れる基本方法

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執筆:JAHA協会

ベビーマッサージの手法と注意点|赤ちゃんの反応を見ながら安全に行うポイント

ベビーマッサージは、赤ちゃんにやさしく触れながら、親子で声をかけ合い、表情や反応を確かめていく時間です。大切なのは、決まった手順を最後まで行うことではなく、環境・タイミング・触れ方を整え、赤ちゃんが心地よく受けられる範囲で進めることです。

この記事では、始める前の準備から、頭部・顔・肩と腕・足・背中・お腹への触れ方、途中で中止するサイン、オイルや授乳後の注意まで、元の内容を整理して分かりやすく紹介します。

ベビーマッサージを始める前に整えたいこと

場所・手・コミュニケーションを確認する

赤ちゃんに触れる前に、まず安全で落ち着ける環境を作ります。床は赤ちゃんが転がっても危険がない場所を選び、マットやバスタオルを敷きます。室温も、寒すぎたり暑すぎたりしない状態に整えます。

手は清潔にし、爪を短く整え、指輪や時計など赤ちゃんの肌に当たりやすい物は外します。手のひらをこすって温めてから触れると、冷たい手が突然触れる刺激を避けやすくなります。

そして最も大切なのが、赤ちゃんの反応を見ることです。目を見て「触るよ」「気持ちいいね」などと声をかけながら進め、泣く、体を反らす、嫌がる様子がある時は無理に続けません。

場所:安全な床面にマットやバスタオルを用意し、快適な室温に整える。
手:爪を短くし、アクセサリー類を外し、清潔で温かい手で触れる。
コミュニケーション:目線や声かけを大切にし、赤ちゃんの反応に合わせる。

赤ちゃんにやさしく触れながら行うベビーマッサージの様子

かんたんなベビーマッサージの手法

触れ方は、部位によって少しずつ変わります。強く押すのではなく、赤ちゃんの表情や体の力み方を見ながら、やさしく進めます。全部を一度に行う必要はありません。赤ちゃんが落ち着いている時に、心地よさそうな部位から短時間で始めても十分です。

頭部

頭部はとても繊細なため、「圧をかける」より「そっと触れて動かす」感覚で行います。指の腹で頭皮をやさしく包み、小さな円をゆっくり描きます。

こめかみ周辺は力を入れず、赤ちゃんの表情が緩んでいるかを確認します。後頭部は、手のひらでふんわり支えるように触れます。頭へのタッチを好まない赤ちゃんもいるため、嫌がる様子があれば中止します。

赤ちゃんの頭部を指の腹でやさしく包むベビーマッサージ

顔まわりは、触れるだけでくすぐったく感じる赤ちゃんもいます。まずは眉の上からこめかみへ向かって軽くなでるところから始めます。

目の周りはデリケートなので強く押さず、指の腹で軽く触れる程度にします。赤ちゃんがこちらを見たら、笑顔で声をかけながら進めると、触れることと親子のコミュニケーションを一緒に楽しめます。

赤ちゃんの眉からこめかみへやさしく触れる顔のマッサージ

肩と腕

肩の前側・上側は、指の腹を当てて小さな円を描くようにゆっくり触れます。次に、腕を包み込むようにやさしくなでていきます。

肘や手首などの関節を強く押し込まず、周囲をそっと動かすようにします。最後に手のひらを開き、指を1本ずつやさしくなでます。

赤ちゃんの肩から腕へ包み込むように触れるマッサージ

足首を軽く支えながら、足裏をかかとから土踏まず、指の付け根へとやさしく触れていきます。円を描くような動きも、赤ちゃんの反応を見ながら取り入れます。

足指は強く引っ張らず、付け根から先へ向かってそっとなでます。くすぐったそうにしたり、嫌がったりする場合は、触れ方をさらに軽くするか、その部位は短時間で終えます。

赤ちゃんの足裏とかかとをやさしく触れる足のマッサージ

背中

背中は、脊椎の真上を強く押さないことが大切です。うつ伏せが苦手な赤ちゃんは、無理にその姿勢にせず、横向きなど安定した姿勢で行います。

手のひら全体を使い、背中を上から下へ広い面でなでます。肩甲骨の周りも強く押さず、ゆっくりと触れます。赤ちゃんの呼吸や表情を見ながら進めます。

赤ちゃんの背中を手のひら全体で上から下へなでるマッサージ

お腹

お腹へのマッサージは、授乳・ミルク・離乳食の直後を避け、赤ちゃんが落ち着いている時に行います。指先で押すのではなく、指の腹や手のひらを使い、へその周りをやさしく円を描くように触れます。

足を強くばたつかせる、顔をしかめる、泣くなどの反応があれば中止します。お腹の不調が続く場合や、触れた時に痛がる様子がある場合は、マッサージで対処しようとせず医療機関へ相談します。

赤ちゃんのお腹の周りをやさしく円を描くように触れるマッサージ

安心して続けるための注意点

ベビーマッサージは、最後までやり切ることよりも、赤ちゃんの状態に合わせて途中でやめる判断が大切です。心地よく受けられているかを確認しながら進めます。

赤ちゃんの反応を最優先する

目をそらす、体を反らす、急に泣く、呼吸が速くなる、手足を強く突っぱるなど、不快そうな反応が見られたらいったん中断します。「もう少しだけ」と続けず、その時の赤ちゃんが受け入れられる範囲で終えることが大切です。

途中で終わっても、触れる、声をかける、見つめ合うという親子の時間は残ります。毎回同じ長さや同じ順番にする必要はありません。

マッサージオイルを使う時

オイルを使う場合は、赤ちゃん用として適していることを確認し、最初は少量から使います。低刺激・無香料などを目安にしながら、肌に赤みやかゆみなどの変化が出ないか確認してください。

植物由来であっても、成分だけで安全と判断しないことが大切です。米国小児科学会(AAP)は、大人用のマッサージオイルやナッツ由来オイルを避けるよう案内しています。手のひらでなじませ、滑りすぎない少量から使います。

授乳・ミルク・食事の直後は避ける

授乳・ミルク・離乳食の直後は、お腹がいっぱいのため避けます。AAPの案内では、食後少なくとも30分ほど空け、赤ちゃんが静かで起きている時に行う方法が紹介されています。

眠気が強い時や機嫌が悪い時は、無理に一連のマッサージを行わず、短く触れる程度にして休ませます。

安全な場所で行い、体調が悪い日は見送る

マッサージは床など低く安定した場所で行い、赤ちゃんから目を離しません。ベッドやソファなど高さのある場所は、転落につながる可能性があるため避けます。

発熱や体調不良、湿疹が強い時などは無理に行わず、回復を優先します。予防接種後については、接種した医療機関からの案内を優先してください。判断に迷う場合や、皮膚・体調に気になる症状がある場合は、かかりつけ医などへ相談します。

ベビーマッサージで大切にしたいこと

ベビーマッサージで大切なのは、決まった手順を完璧にこなすことではありません。赤ちゃんの反応を見ながら、その日の状態に合う触れ方と長さを選び、心地よさと安全を最優先にすることです。

短い時間でも、触れる、声をかける、見つめ合う時間を日常の中に取り入れることができます。赤ちゃんが嫌がる時は休み、落ち着いている時にまた試すなど、親子のペースで続けてください。

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