「まだ抜けないけど大丈夫?」乳歯の生え変わりが遅いときに知っておきたいこと

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 乳歯の生える時期と特徴

乳歯は一般的に、生後6〜8か月頃に下の前歯から生え始めます。その後、上の前歯、奥歯と順に生え、2歳半〜3歳ごろまでに上下20本がそろいます。
生える順番や時期は個人差が大きく、成長スピードや遺伝、栄養状態などによって前後します。焦らず見守ることが大切です。

乳歯が生える様子
部位 生える時期の目安
下の前歯(中切歯) 6〜8か月ごろ
上の前歯(中切歯) 8〜10か月ごろ
奥歯(第一乳臼歯) 1歳半〜2歳
すべての乳歯 2歳半〜3歳で20本そろう

乳歯は「噛む」だけでなく、「発音」や「顔の形」にも関わります。自然な時期に生えて抜けることが、永久歯の正しい歯並びにつながります。

 永久歯への生え変わり時期

乳歯の次に生えてくる永久歯は、5歳半〜6歳ごろから始まります。まず下の前歯が抜け、同じ場所に新しい歯が顔を出します。
同じ頃、乳歯の奥のさらに奥から「6歳臼歯(第一大臼歯)」も生えてきます。見えづらい位置にあり、気づかないうちにむし歯になることも多いので注意が必要です。

その後、前歯・糸切り歯・奥歯と順番に生えかわり、12〜14歳ごろには「12歳臼歯(第二大臼歯)」を含めた28本がそろいます。
親知らず(第三大臼歯)は生えない人も多く、18歳以降に出てくる場合もあります。

永久歯の生え変わり

 生え変わり期に注意したいポイント

永久歯が生え始めたばかりの時期は、歯がまだ柔らかく「幼若永久歯」と呼ばれる状態です。むし歯になりやすいため、フッ素入り歯みがきや定期的な歯科チェックで守ってあげましょう。

特に注意したいのが「6歳臼歯」です。生えたことに気づかれにくく、背が低いためブラシが届きにくい位置にあります。
仕上げみがきの際は、お子さんを膝に寝かせて、奥までしっかり届くように磨いてあげるのがおすすめです。

生え変わりは子どもによってペースが違います。7歳を過ぎても前歯が抜けないなど気になる場合は、小児歯科で一度確認してみましょう。

 乳歯が抜けないことで起こる影響

乳歯が抜けずに残ったまま永久歯が生えてくると、さまざまな影響が出ることがあります。多くは見た目の問題だけでなく、噛み合わせや発音、歯の健康にも関わる大切なポイントです。

まず、永久歯が生えるスペースが足りず、歯が重なってガタガタになる「叢生(そうせい)」や、歯がねじれて生える「捻転(ねんてん)」が起こることがあります。
このような場合、見た目だけでなく、歯ブラシが届きにくくなるためむし歯や歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。

また、一部の歯だけが強く当たる「かみ合わせのズレ」が生じると、顎や筋肉に負担がかかり、頭痛や顎関節の不調につながることもあります。
さらに前歯部分のズレは「サ行」「タ行」などの発音にも影響することがあり、食べ物をかみ切りにくくなることもあります。

歯並びの影響

このように乳歯の残存は、見た目だけでなく、噛む・話す・食べるといった日常動作にも関わります。
異変に気づいたときは、早めに小児歯科で相談し、永久歯の位置や角度を確認してもらうのが安心です。

 乳歯が抜けない・生え変わりが遅い場合

「うちの子、まだ抜けないけど大丈夫?」と感じる方も多いですが、生え変わりの時期には個人差があります。多くの場合は少し遅めでも心配ありません。
ただし、次のような理由で遅れることもあります。

① 永久歯が骨の中でゆっくり育っている場合 ② 永久歯の生える角度が斜めになっていて、乳歯の根を押していない場合 ③ 乳歯の根が吸収されにくい(歯根吸収が遅い)場合 ④ 永久歯そのものが存在しない「先天性欠如」のケース などです。

7歳を過ぎても前歯が抜けない、歯ぐきの膨らみが見られない、左右差が大きいなどの場合は、小児歯科でレントゲンを撮ると安心です。永久歯がどの位置にあるかを確認でき、自然に抜けるのを待つか、抜歯を検討するかがわかります。

乳歯が抜けない原因

生え変わりのペースは性別でも差があり、女の子の方がやや早い傾向があります。1年ほどのズレはよくある範囲ですので、焦らず見守りましょう。

 親ができるサポートと見守りのコツ

生え変わり期は、見た目がデコボコしたり、ぐらぐらする歯が気になったりと、お子さん自身も不安を感じやすい時期です。
「大人の歯に変わる成長の証だよ」と、安心できる言葉をかけてあげましょう。

ぐらぐらする歯は無理に抜かず、自然に抜けるのを待ちましょう。出血があっても軽くうがいすれば止まることがほとんどです。
毎日の歯みがきは欠かさず行い、仕上げみがきで汚れを残さないようにすることが大切です。

特に「6歳臼歯」は見えにくい位置にあるため、気づかないうちにむし歯になってしまうこともあります。
膝に寝かせて奥までブラシを届かせるようにし、歯ブラシは横から入れると磨きやすくなります。

定期的に歯科でチェックしてもらうことで、成長や歯並びの変化を早期に確認できます。
親子で一緒に鏡を見ながら「どの歯が抜けたね」「新しい歯が見えてきたね」と話すことも、お子さんの自信や意識を育てるきっかけになります。

親子の歯みがきサポート

歯の生え変わりは、お子さんの成長の大切な通過点です。
焦らず見守り、必要なときにそっとサポートしてあげましょう。

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