赤ちゃんの夏の過ごし方|水分補給・室内環境・服装:ママが知りたい詳しいケア

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赤ちゃんを夏の暑さから守る

夏は赤ちゃんにとって特に過ごしにくい季節です。大人よりも体温調節が苦手で、すぐに体調を崩してしまうことがあります。この記事では、赤ちゃんが夏を元気に過ごすためのポイントを、詳しくわかりやすくまとめています。普段の生活に役立つ内容をたっぷり詰め込んでいるので、ぜひ最後まで読んでください。

笑顔の赤ちゃん

赤ちゃんが夏に弱い理由

赤ちゃんは体温を調整する機能がまだ未熟です。汗をうまくかけなかったり、汗をかいても体温を下げるのに時間がかかります。また、大人と違って「暑い」「喉が渇いた」などと自分で伝えられません。

さらに、赤ちゃんは身長が低いため、地面からの照り返しの影響を受けやすいです。ある調査では、外気温が30℃のとき、ベビーカーの中は36℃にまでなるという結果も出ています。赤ちゃんは熱が体にこもりやすいので、より注意が必要です。

外で帽子をかぶる赤ちゃん

水分補給のポイント

母乳・ミルクでの補給

授乳中の赤ちゃんにとって、母乳やミルクが一番の水分源です。母乳には赤ちゃんの免疫を支える抗体や、消化を助ける酵素が含まれています。暑い日は特に、赤ちゃんが欲しがるたびに授乳して、失われた水分をしっかり補ってください。ミルクをあげている場合も同じです。通常は2〜3時間おきにあげますが、暑い日には赤ちゃんの様子を見ながら、もっと短い間隔であげても大丈夫です。

離乳食期の水分補給

離乳食が始まった赤ちゃんには、母乳やミルクに加えてお水や麦茶も取り入れます。麦茶はカフェインが入っておらず、赤ちゃんの体にやさしい飲み物です。一度にたくさん飲ませるのではなく、50mlくらいを少しずつ、何度も分けてあげると胃腸の負担も少なく、吸収がスムーズです。

飲み物の温度

冷たい飲み物は赤ちゃんの胃腸に負担がかかるので、常温がおすすめです。市販のベビー用麦茶や水を使う場合は、清潔な容器に移して、常に新鮮な状態を保つことが大事です。

水分補給のタイミング

外遊び後、入浴後、寝る前など、汗をかいたタイミングでの水分補給は特に大切です。室内にいるときでも、2〜3時間おきに少しずつ飲ませる習慣をつけましょう。

水分をとる赤ちゃん

室内環境の整え方

温度と湿度の管理

室温は24〜26度、湿度は50〜60%が目安です。エアコンを使うと室内が乾燥しやすいので、加湿器や濡れタオルを部屋に干すなどして調整します。

冷房と扇風機の使い方

冷房は我慢せずに使って大丈夫ですが、赤ちゃんに直接風が当たらないようにしましょう。風向きを天井に向けたり、壁に当てて間接的に回すと良いです。就寝時は赤ちゃんが寝入りやすいようにタイマーを使い、汗をかかないように調整します。汗をかきやすい赤ちゃんには、夜中に軽く着替えさせる準備もしておくと安心です。

日差し・カーテン・遮光フィルム

直射日光は室温を上げる原因になります。日中はカーテンやブラインドを閉めておきましょう。遮光フィルムを貼ると、さらに効果的に熱を防げます。断熱フィルムは冬の寒さ対策にもなるので、一年中使えます。観葉植物を窓辺に置くと、緑の蒸散作用で室温の上昇を抑える効果もあります。

空気の循環と換気

サーキュレーターや扇風機を併用して空気を循環させ、部屋全体の温度を均一に保ちます。換気もこまめに行い、こもった空気を入れ替えましょう。

快適な部屋で過ごす赤ちゃん

服装の選び方

素材とデザイン

夏は通気性と吸湿性が大事です。コットンやリネンなど、天然素材の服を選ぶと汗をしっかり吸収してくれて快適です。タグが肌に当たらないように、タグなしや外側にある服もおすすめです。

寝るときの服装

夜も汗をかくので、通気性の良い寝巻きにします。薄手のスリーパー(おくるみタイプ)を使えば、布団を蹴ってしまっても安心です。寝室の温度は24〜26度を保ち、湿度も50〜60%にします。

外出時の服装

外出時は帽子をかぶせて直射日光を防ぎます。薄手で風通しの良い服を選び、重ね着は避けます。ベビーカーを使うときは、日除けをしっかり使い、短時間で切り上げるなど工夫してください。

夏服の赤ちゃん

体調の変化に気づいたときの対応

もし赤ちゃんが「顔が赤い」「体が熱い」「元気がない」「おしっこの量が少ない」「機嫌が悪い」などのサインを出したら、すぐに涼しい場所へ移動します。衣類を1枚脱がせて、首や脇などの太い血管に保冷剤を当てて体を冷やします。水分を飲めそうなら、母乳・ミルクや経口補水液を少しずつあげます。

病院を受診する目安
  • 呼びかけても反応が弱い
  • 体温が下がらない
  • 6時間以上おしっこが出ていない
  • 元気がなくぐったりしている

熱中症予防のために日常でできること

赤ちゃんの顔色や汗のかき方をよく見る、30分おきくらいに休憩と水分補給をする、外出するなら気温が上がる前の午前中がベスト、室温は25〜28度を目安に調整する(外気温との差は5度以内が理想)、少しずつ暑さに慣れるように外遊びを取り入れる(暑熱順化)、汗を吸いやすい服、帽子を使うなど、日々のちょっとした心がけが大切です。

まとめ

夏は赤ちゃんにとって大きな試練の季節です。でも、正しい知識と準備があれば、安心して過ごせます。「こまめな水分補給」「快適な室内環境」「通気性の良い服装」「体調の変化を見逃さない」この4つを意識するだけで、ぐっと安全度が上がります。赤ちゃんが元気に夏を楽しめるよう、毎日の小さな工夫を大切にしていきましょう。

 

 

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