産後に急増する肌荒れ・ニキビの正体は?ホルモンバランスを整える生活習慣と栄養ケア

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出産後に肌がボロボロ…ホルモン変化・便秘・睡眠不足との関係と対処法

産後はホルモンバランスや生活リズムが大きく変化する時期です。出産による体のダメージに加え、授乳や夜泣きなどで休息が取りにくくなり、肌の調子を崩しやすくなります。とくに「肌のごわつき」「吹き出物の増加」「乾燥」「かゆみ」といった症状が目立ち、鏡を見るのが負担に感じられる方が少なくありません。この記事では、産後に現れやすい肌荒れの特徴と原因を詳しく解説し、生活の中で取り組みやすい対策を順を追ってご紹介します。

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肌荒れ

産後の肌荒れの特徴

  1. 主なトラブル項目

    • 吹き出物(ニキビ)
      出産後は皮脂分泌の過剰とターンオーバーの乱れが重なり、毛穴が詰まりやすくなります。特にあごやフェイスラインに小さなニキビができやすくなります。

    • シミ・そばかす
      妊娠中に増えたメラニンが排出されにくく、紫外線ダメージを受けやすい肌状態になることで、シミやそばかすが濃く現れます。

    • 乾燥・ザラつき
      肌のバリア機能が低下するため、水分が逃げやすくなります。乾燥によって角質が厚く固まり、肌表面がザラつく感覚が強まります。

    • かゆみ
      バリア機能の低下で外部刺激に敏感になり、かゆみや赤みを伴うことがあります。特に胸や背中、二の腕など全身に症状が出る場合があります。

  2. 全身に広がる場合もある
    顔だけでなく、太ももやお尻、腕、指先などにも肌トラブルが生じることがあります。これらはホルモン変動や生活習慣の影響が全身に及ぶためです。

  3. 継続期間の目安
    多くの場合、産後半年から1年ほどでホルモンバランスが安定し、肌状態が回復に向かいます。ただし個人差が大きいため、焦らずケアを続けることが重要です。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠中はエストロゲン(美肌ホルモン)とプロゲステロン(保護ホルモン)が増え、肌のうるおいとハリが保たれます。出産後はこれらが急減し、肌のバリア機能が低下します。ターンオーバーが乱れることで古い角質が排出されにくくなり、吹き出物やかさつきが起こりやすくなります。

睡眠不足

睡眠不足
睡眠中に分泌される成長ホルモンは肌の細胞分裂や再生、ターンオーバーを促進します。授乳や夜泣きでまとまった睡眠が確保できないと、細胞再生が追いつかず肌の修復機能が低下し、乾燥やくすみ、吹き出物を招きます。

ストレス

育児による精神的・肉体的ストレスは自律神経を乱し、皮脂分泌を過剰にします。さらにストレス下ではバリア機能低下も進みます。フェイスラインやあご下にストレスニキビが出やすくなります。

食生活の乱れ

忙しさから手軽なインスタント食品や甘いお菓子、カフェイン飲料に頼りがちになります。脂質や糖質、香辛料、アルコールの過剰摂取は皮脂分泌を促進し、毛穴詰まりや酸化ストレスの増加を招きます。またビタミンC・Eなど抗酸化作用のある栄養素が不足し、肌荒れを助長します。

便秘・血行不良(肩こり)

肩こり
骨盤底筋のゆるみや水分不足、栄養不足から便秘になりやすく、悪玉菌が増えると有害物質が血中を巡って肌に表れます。また授乳姿勢や抱っこで肩こりが起こり、血流が滞ると老廃物が排出されにくくなり、くすみや吹き出物の原因になります。

具体的な対策

産後は無理をしすぎず、できる範囲から少しずつ取り組むことが長続きします。

1. 睡眠の工夫

  • 赤ちゃんと同時に休む
    赤ちゃんの睡眠周期に合わせて、自分も横になるだけでも十分な休息になります。細切れ睡眠でも目を閉じる習慣をつけると疲労回復につながります。

  • 寝る前のルーティン
    スマホやタブレットの画面は睡眠を浅くするため控えます。軽いストレッチや深呼吸でリラックスし、良質な睡眠をサポートします。

2. ストレスマネジメント

  • 家事・育児分担を話し合い、パートナーや家族の協力を得ます。

  • 赤ちゃんが寝ている間に好きな音楽を聴く、短時間でも趣味に触れる時間を設けます。

  • 肩こりケアとしてセルフマッサージや軽い散歩で血行を促進し、心身のリラックスを図ります。

3. 栄養バランスの整え方

栄養素 食品例 主な働き
タンパク質 肉・魚・卵 肌の材料となるアミノ酸を補給
ビタミンE 落花生・かぼちゃ 抗酸化作用をサポート
ビタミンB群 かつお・豚肉・豚レバー 脂質代謝を助ける
ビタミンA 卵黄・にんじん・ほうれん草 肌細胞の再生を促進
ビタミンC みかん・パプリカ・キャベツ・キウイ メラニン生成を抑制
水溶性食物繊維 のり・こんにゃく・みかん 腸内環境を整える
鉄分 レバー・赤身肉・あさり 血行を改善
カルシウム 牛乳・魚・豆腐 母乳生成を支える
葉酸 のり・日本茶・ドライマンゴー 細胞分裂をサポート

4. スキンケアのポイント

  • 保湿ケア
    パラベンフリー・アルコールフリーの化粧品を選び、化粧水やミストをこまめに使用してバリア機能を補います。季節や室内環境に合わせて保湿アイテムを調整します。

  • UV対策
    紫外線吸収剤不使用のノンケミカル日焼け止めを使い、紫外線ダメージを防ぎます。練りチークに日焼け止めを混ぜたUVチークで時短しつつ血色もアップします。

  • 時短テクニック
    スプレー化粧水やポンプ式保湿剤を活用し、短時間でしっかりケアします。洗髪前にブラッシングして頭皮の血行を促し、トリートメント時間を短縮します。

そのほかの悩みとケア

  • 抜け毛(産後脱毛)は出産後2~3ヶ月で始まり、6ヶ月~1年ほどで新しい毛が生え揃います。焦らず見守ります。

  • 自律神経の乱れによる頭痛・肩こり・めまいなどは、無理をせず周囲の協力を得ながら休息を優先します。必要に応じて専門医に相談します。

 まとめ

産後の肌荒れは一時的な変化です。ホルモンバランスや生活リズムが整うにつれて、徐々に肌状態は回復します。完璧を求めず、小さな工夫を継続することが大切です。赤ちゃんと一緒に休む、栄養バランスを意識する、シンプルなスキンケアを続けることで、安心して肌ケアに取り組めます。自分のペースで少しずつケアを続けてください。

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