キーワード検索

赤ちゃんのお昼寝はいつまで?年齢別の回数・時間の目安と理想のリズム

Share: Facebook X(旧Twitter) LINE はてなブックマーク


睡眠ガイド 赤ちゃんのお昼寝回数と時間の目安:成長に合わせた対応法

赤ちゃんのお昼寝は、月齢・年齢が上がるにつれて「回数が減り」「1回のまとまり方が変わり」「夜の睡眠とバランスを取りやすくなる」流れで整っていきます。 ただし、睡眠は個人差が大きく、成長・体調・その日の活動量・家庭の生活リズムでも大きく揺れます。

 

この記事では「年齢別の目安」「お昼寝が夜に響くときの調整ポイント」「お昼寝を減らす/卒業する時の進め方」「保育園・幼稚園の事情まで」、 今日から使える形で整理します。

お昼寝
お昼寝は「回数」よりも「その子の機嫌・夜の眠り・1日の流れ」とセットで見ると判断しやすくなります。

成長に合わせて変わる:お昼寝の回数と時間を「流れ」で理解する

生まれたばかりの赤ちゃんは、睡眠が細切れになりやすく、昼夜の区別もまだはっきりしません。 そのため「お昼寝の回数」というより、短い睡眠を繰り返しながら1日を過ごします。

 

そこから月齢が進むと、少しずつ「夜にまとまって眠れる時間」が伸びていきます。 夜の睡眠が整い始めると、日中は午前・午後・(必要なら夕方)と、お昼寝の形が見えてきます。 さらに成長すると、午前寝が消えて午後の1回にまとまり、最終的には“昼寝なし”へ移行する子が増えていきます。

 

大切なのは「回数を年齢通りに合わせること」よりも、日中の機嫌・夕方の崩れ・夜の寝つき・夜中の目覚めがどう変わるかを見て、 その子に合うバランスへ整えることです。

お昼寝と成長の関係 基礎知識

眠っている間、赤ちゃんの体と脳は大きく成長します。睡眠中は成長に関わるホルモンの分泌が活発になり、 体の発育だけでなく、脳の情報整理や情緒の安定にもつながります。

 

お昼寝は「夜の睡眠が足りない分を補うもの」でもあります。 特に乳児期は起きていられる時間が短いため、日中に休息を挟むことで、疲れすぎ・興奮しすぎを防ぎ、結果として夜の眠りが安定しやすくなります。

お昼寝のメリット(体・脳・心)

適度なお昼寝は、体力の回復だけでなく、情緒の安定や日中の活動の質にも関係します。 眠気を我慢して疲れが溜まると、ぐずりが増えたり、刺激に敏感になったり、食事が進みにくくなることがあります。

 

また、睡眠は脳の「情報整理」の時間でもあります。 遊びや体験で得た刺激を落ち着かせ、気持ちを整え、次の活動へ向かう準備にもなるため、 お昼寝は“日中をなめらかに過ごすための休憩”としても役に立ちます。

年齢別:お昼寝の回数・時間の目安(合計睡眠も一緒に確認)

お昼寝
目安はあくまで目安です。夜の寝つき・日中の機嫌・夕方の崩れが整っていれば、細かい数字に縛られすぎなくて大丈夫です。
目安の見方:回数合計時間を基準に、夜の睡眠とのバランスで調整します
 
年齢(目安) 昼寝の回数 昼寝の合計時間 夜の睡眠の目安 ポイント
新生児〜2か月頃 細切れ(回数として数えにくい) 合計で長め(個人差大) まだまとまりにくい 昼夜の区別はこれから。まずは安全な寝環境と授乳・体調優先。
3〜8か月頃 2〜3回(午前・午後+短い夕方) 2.5〜4時間前後 伸び始める 夕方寝が長いと夜に響きやすい。必要なら短く。
9〜11か月頃 2回(午前+午後) 2〜3時間前後 安定しやすい 午前寝が短くなり始める時期。午後寝を守ると整いやすい。
1〜2歳頃 1回(午後) 1.5〜2.5時間前後 夜中心へ 夕方遅い昼寝は夜に響きやすい。遅くなるなら短く切り上げ。
3〜5歳頃 0〜1回(必要な日だけ) 0〜1時間前後 夜の睡眠が中心 昼寝すると夜が遅くなる子も。昼寝なしで夕方が持つかが判断軸。
 

上の表は目安です。夜の寝つきが悪い/夜中の覚醒が増える/朝が極端に早いなどが続くときは、 「夕方以降の昼寝」「昼寝の合計の長さ」「就寝時刻」の順で見直すと調整しやすくなります。

お昼寝をしなくなるのは何歳頃?「年齢」よりも「サイン」で判断

子供

多くの子は、1歳前後で午前寝が減り始め、2歳頃に午後の1回へまとまりやすくなります。 その後、3〜5歳頃になると昼寝をしない日が増え、最終的に昼寝をしなくても元気に過ごせる体力がついていきます。

 
昼寝卒業を考える“よくあるサイン”
  • 昼寝をすると、夜の寝つきが明らかに遅くなる(就寝がズレる)
  • 昼寝をしなくても夕方まで機嫌が保てる日が増えてきた
  • 昼寝をしない方が、夜に早く眠れて朝の起床も安定する
  • 昼寝がなくても食事・遊び・園生活が回っていて、体力がついてきた
 

「何歳だからやめる」と決める必要はありません。昼寝をしたい子に無理にやめさせる必要もなく、 反対に昼寝をしなくなった子に無理に寝かせ続ける必要もありません。 日によって眠い日・眠くない日が混ざる移行期があるのも自然なことです。

双子の赤ちゃんの場合:リズムが揃わないときの考え方

双子の赤ちゃん

双子の場合、同じ月齢でも「眠気の来るタイミング」や「寝つきやすさ」が揃わないことがあります。 片方は眠いのに、もう片方は元気という日も起こりやすく、結果として家庭の運用が難しく感じられることがあります。

 

無理に完全同期を目指すよりも、「寝る子を先に守る」「起きている子は静かな遊び」のように、 その日の現実的な回し方を作る方がストレスが減ります。保護者の休息も、予定として確保していくことが大切です。

お昼寝の時間を減らす方法と注意点:夜に響かせない調整の順番

泣く赤ちゃん
調整の優先順位(迷ったらこの順)
  1. 夕方以降の昼寝を短くする(遅い時間の眠りは夜に響きやすい)
  2. 昼寝の合計時間を少しずつ減らす(いきなりゼロにしない)
  3. 就寝時刻を整える(昼寝が減るほど、夜は早めが楽)
 

お昼寝を減らすときは、急にやめるよりも「10〜15分短くする」「夕方寝だけ切り上げる」のように小さく調整すると崩れにくいです。 特に、夜の寝つきが悪い時は“夕方の眠り”が影響していることが多いため、まずそこから見直すと変化が出やすくなります。

 

夕方に眠気が強く、機嫌が崩れてしまう場合は「まだ昼寝が必要なサイン」のことがあります。 その場合は、短い仮眠(短めに切り上げる)にして、夜の就寝時刻を守る方が回ることが多いです。

子どもが昼寝を嫌がる場合:寝かせるより「静かな時間」を作る

昼寝をしたがらない時は、無理に寝かせようとすると親子ともに疲れてしまいます。 そんな時は、眠らなくても良いので「静かに過ごす時間」を作る方が整いやすいです。 絵本、ぬり絵、パズル、ゆったりした音楽など、刺激を下げる過ごし方に切り替えるだけでも、夕方の崩れ方が変わることがあります。

 

お昼寝の移行期は「寝る日と寝ない日が混ざる」ことも自然です。 一日単位で完璧に揃えようとせず、1週間くらいの流れで見て、夜の睡眠が崩れていないかを基準に調整していくと気持ちが楽になります。

お昼寝が減ったら:夜の睡眠を“少し早め”に整える

お昼寝が減ると、子どもの疲れは夜に集まりやすくなります。 昼寝を卒業していく過程では、夜の就寝時刻を30分ほど早めるだけで、夕方の機嫌や寝つきが改善することがあります。

 
こんなときは「就寝を早める」サイン
  • 夕方に急に不機嫌になりやすい
  • 眠いのにテンションが上がってしまう(興奮して落ち着かない)
  • ごはんが進まない、甘えが増える
  • 夜の寝つきが逆に悪い(疲れすぎの可能性)
 

「昼寝をしない=夜は遅くまで起きていられる」ではなく、 体力がつくまでは、夜を早めた方が全体が回ることも多いです。子どもの様子を見ながら無理なく整えていきましょう。

保育園や幼稚園でのお昼寝事情:家庭のリズムとどう合わせる?

保育園
幼稚園の場合

幼稚園は午前〜午後早めに活動が終わることが多く、園で昼寝の時間を設けない場合があります。 そのため、入園をきっかけに昼寝が減る子もいます。帰宅後に眠そうなら、短い休憩(うとうと)を挟むか、 夜の就寝を早めるなどで調整しやすくなります。

 
保育園の場合

保育園は活動時間が長いため、体力回復として昼寝が組み込まれていることが多いです。 年長に向けて昼寝時間を段階的に短くして就学リズムへ移行する園もあります。 家庭では「園で昼寝をした日は夜が遅くなる」こともあるため、夜は“いつもより静かな導入”にしたり、就寝準備を少し早めたりして整えます。

お昼寝時間の見極めと卒業のタイミング:整っているかのチェックポイント

子供
お昼寝が“ちょうど良い”かのチェック
  • 日中の機嫌が大きく崩れず、夕方まで持つ
  • 夜の寝つきが極端に遅くならない
  • 夜中の目覚めが急に増えていない
  • 朝の起床が極端に早すぎない、または不機嫌で始まりにくい
  • 食事・活動・入浴・就寝の流れが日によって大きく壊れない
 

卒業のタイミングは「昼寝を減らしたことで夜が整う」「日中の活動がスムーズになる」といった良い変化が出たら、進めやすいサインです。 ただし、卒業しかけたと思っても、体調不良・環境変化・行事の疲れなどで一時的に昼寝が必要になる日があります。 その時は戻っても問題ありません。成長は一直線ではなく、波があって自然です。

 

もし「強い不機嫌が長く続く」「睡眠が極端に短い/ほとんど眠れない」「いびき・呼吸が苦しそう」など気になる点がある場合は、 早めに医療機関へ相談することも選択肢です。睡眠は体調のサインが出やすい領域です。

まとめ:年齢の正解より「その子が整うバランス」を見つける

子どものお昼寝は成長とともに変化し、乳児期は複数回、1〜2歳頃は午後の1回にまとまりやすく、3〜5歳頃は昼寝が不要になる子も増えていきます。 ただし、睡眠は個人差が大きく、年齢だけで判断する必要はありません。

 
迷ったときの考え方(実践の順番)
  1. 夜に響くなら、まず「夕方以降の昼寝」を短くする
  2. 次に「昼寝の合計」を少しずつ調整する
  3. 昼寝が減るほど「夜は少し早め」に整える
 

“回数を合わせる”よりも、“その子が気持ちよく過ごせるか”を軸にして、無理のない形でリズムを作っていきましょう。

この記事を読んだ方へ|次におすすめ
気になるところから、ひとつだけでも大丈夫です。
 
📘
からだコラムblog
不調ケアの読みもの。気になるテーマから選べます。
🗓️
新着レッスン一覧
今参加できるレッスンを探す(オンライン/対面)。
🎓
資格講座一覧
学びたい方向け。講座の全体像をまとめて確認できます。
🏠
JAHAヨガ公式サイトTOP
全体メニューを見たい方はこちら。
ひとつ読んで終わりではなく、「今の自分に合うケア」を少しずつ増やしていくと整いやすくなります。
Share: Facebook X(旧Twitter) LINE はてなブックマーク

関連記事



インスタ

キーワード検索

インストラクター
資格講座

日本ハッピーライフ協会(JAHA)は、
ママになっても「学びたい」
「自分やお子様の為に何かしたい」
「資格を取得して開業目指したい」
という輝くママを応援します。

通学講座

通信講座

新着ブログ 資格講座一覧